公演記録
関西芸術座公演 No.244 (旧No./公演105)
遥かなる甲子園
-双葉社刊 戸部良也 作「遥かなる甲子園」より-
沖縄福里ろう学校球児たちの実話をもとにした、明るく躍動的な感動作。
あらすじOutline
1964年、東京オリンピックの年。
沖縄で風疹が猛威をふるった。その時の妊婦から産まれた子どもの多くが、聴力障害を持っていた。 その子どもたちの為に一過性の「ろう学校高等部」がつくられる。
ろう学校生の一樹は、かつて沖縄代表の応援に駆けつけたとき、そこで『音』を見た。 「ルールに基づいて繰り広げられる戦いに、ろうあ者も健常者もない。」
一樹の想いに賛同して野球好きの仲間が集まり、校長の許可を得て彼らは野球部を作る。
打球音も聞こえず、会話も困難で危険性のある中、彼らは手話をコミュニケーションとして、ただひたすら、高野連に加盟し、そして甲子園出場の夢の為に日々猛特訓を続けていた。
しかし「高校野球憲章第三章」は一樹たちの思いとは裏腹に、ろうあ者を初めから除外する規定になっていた。 甲子園の道は堅く閉ざされた。彼らの甲子園の夢は・・・。
公演チラシFlyer
パンフレットPamphlet
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舞台写真Stage Photograph
舞台映像Stage video
スタッフ&キャストStaff&Cast
STAFF | CAST | ||
---|---|---|---|
原作 | 戸部良也 | 森野一樹 | 上沢拓也(~2022.3) 土井大之(2022.4~) |
脚色 | 西岡誠一 | 北間信夫 | 前田英利(~2022.3) 大村昇汰(2022.4~) |
演出 | 鈴木完一郎 | 矢原 茂 | 山本峻也(~2022.3) 多田慎吾(2022.4~) |
補演出 | 門田 裕 | 儀間剛司 | 伊能 努(~2019.3) 土井大之(2019.4~2022.3) 成瀨 潤(2022.4~) |
装置 | 辻村孝厚 | 与那原清一 | 横岡祐太 |
照明 | 福井邦夫 | 小倉康子 | 山岡由梨子 |
音楽 | ノノヤママナコ | 知花弥生 | 雨宮良子(~2019.3) 菊地彩香(2019.4~) |
音響プラン | 須川由樹 | 先輩 | 林 睦人(~2019.3) 山本峻也(2019.4~2022.3) 多田慎吾(2022.4~) |
音響オペ | 廣瀬義昭 | 杵野先生 | 森本竜一(~2022.3) 山本峻也(2022.4~) |
舞台監督 | 辻村孝厚 | 校長先生 老先生 |
多々納斉 |
衣裳プラン | 梅田千絵 | 森野敬子 | 梅田千絵(~2019.3) 岩村春花(2019.4~2022.3) 鴻池央子(2022.4~) |
小道具プラン | 川瀬真理 | 声の出演 | 寺下貞信 |
手話指導 | 中島正二 | 亀井賢二 | |
野球指導 | 竹本翔之介 | 藤吉雅人 | |
イラスト | 久住卓也 | 松本幸司 | |
宣伝美術 | 恒川愛子 | 南谷峰洋 | |
制作 | 靭マユミ(~2019.5) | 竹本翔之介 | |
鴻池央子 | ふちがみまゆ | ||
ふちがみまゆ(2019.6~2022.3) | |||
向田 至(2019.6~2021.12) | |||
柳川千恵子(2022.3~2024.2) |
ご意見&ご感想Opinion&Impression
ろう学校の生徒の置かれている状況を随所にいれながら、湿っぽくなりすぎずとても感動的なお話でした。(40代主婦)
重みのある内容でした。お芝居の中に引き込まれていました。ふつうということ、今の私のすべき事強く心に刻んで帰ります。子供が発達障害といわれ、ふつうにこだわっていた自分を思い出しました。(40代女性)
ボロ泣きしてしましました。歴史が動く所を見たような・・・(20代会社員)
この芝居を観ていると、彼らの葛藤、仲間外れにされてきた悔しい思い、自分に与えられたハンデに対する乗り越えようという強い魂が伝わってきました。演じた方々がいかに「聴覚障害」と真面目に向き合ったかがよく分ります。日本には「障害」というハンデを持ったせいで仲間外れにされている子ども達が沢山います。それでも手を取り合い助け合えるということを、この芝居を通して彼らに伝えてあげてください。(10代高校生)
とっても面白かったです!1幕目から泣けますね。(50代会社員)
今回の内容は手話を使われるということで、とても胸をおどらされていました。友情、努力、感動どれもが色採り豊かに演じられて素晴らしかったです。勇気と元気をもらいました。(20代学生)
とても素敵なお芝居でした。主人公たちの野球への情熱、どんな状況にも立ち向かい、乗り越えていく姿に心打たれ、涙がとまりませんでした。大変なハンデをかかえながらも大好きな野球のために努力していく彼らの姿に自分もがんばろう!と前向きになれる勇気をもらいました。(20代学生)
実話だと知りとても感動しました。こんな素敵な話があったことや手話の意味が知れて良かったです。(20代学生)
いろんな感情が溢れました。手話は少しわかるので、観ていて手話であんなにも表現できるんだと勉強になりました。舞台装置もよかったです。(10代高校生)
泣きました。元気もらいました。身内に言語障害の伯母がいるのでとても身近に感じた。(20代俳優)
本を読んでいたので少し違いましたが、とても心のこもった暖かい物語でした。(50代男性)
関芸の作品はいつも考えさせられる。倒れそうな迫力。面白かったです。(20代女性)
初演を見ましたが、より爽やかに躍動的になっており、役者が代わっても心を打つ素晴らしい作品でした。(40代会社員)
すごく体力の使う芝居だと思いました。走りながら声を出すと息があがるように、手話と台詞の同時進行が素晴らしかったです。(20代男性)
受賞歴Award
上演記録Performance Record
日時 | 場所 | 備考 |
---|---|---|
2015年8月26日-28日 | 八尾プリズムホール・小ホール | 関西俳優協議会新人研修事業参加 |
2015年9月- | 中学校・高校巡演中 |