公演記録
関西芸術座公演 No.241-242 (旧No./公演103)
マヤ/ちいちゃんのかげおくり
-椋鳩十・原作「マヤの一生」より-
戦争児童文学と呼ばれるジャンルの中で、声高に戦争反対を叫ぶのではなく、読者に身近な犬と子どもとの交流を通して戦争の痛ましさを訴えた作品
あらすじOutline
「マヤ」は熊野の狩人から貰い受けた熊野犬。
昌樹(15才)・靖男(9才)。兄弟のもとで子犬の「マヤ」は家族の一員として育てられる。
1931年の満州事変から第二次大戦に発展する中で食べ物も着るものも不足するようになる。
そんなある日、犬を飼うのは贅沢だから飼い犬は広場にあつめて殺すと云う通知が届いた。家族は必死に抗議するも、マヤは広場に連れて行かれ、脳天に太い棒の一撃を受ける。
次男はショックで40度の熱を出して寝込んでしまった。
しかし、マヤは最後の力を振り絞り、男の下に帰ってくる。
次男の匂いのする下駄を見つけ、その上で静かに、息を引き取った。
優しいけれど毅然と、静かだけれど真っ直ぐ。
この事実に向かい合った家族のお話。
公演チラシFlyer
パンフレットPamphlet
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舞台写真Stage Photograph
スタッフ&キャストStaff&Cast
STAFF | CAST | ||
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原作 | 椋 鳩十 | 佐伯昌樹(中学校三年生) | 山本峻也 |
脚色 | 宮地 仙 | 佐伯靖男(国民学校三年生) | 雨宮良子 |
演出 | 藤田千代美 | 佐伯久志(父親)/語り手 | 藤吉雅人 |
照明 | 今西俊夫 | 佐伯智枝(母親)/語り手 | 郷原 慧 |
音響 | 須川由樹 | 佐伯和子(伯母)/オキヌ婆ちゃん/語り手 | 岩村春花 |
テーマ曲作曲 | 三鬼尚味 | 将校/語り手 | 松本幸司 |
舞台監督 | 辻村孝厚 | ||
舞台監督助手 | 森本竜一 | ||
宣伝デザイン | 恒川愛子 | ||
制作 | 靭 マユミ |
上演記録Performance Record
日時 | 場所 | 備考 |
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2014年9月3日 | 吹田メイシアター・小ホール | |
2014年9月-2019年3月 | 中学校・高校巡演 |