公演記録
関西芸術座公演 No.219 (旧No./公演94)
戦争童話集
「火垂るの墓」の原作者・野坂昭如の“忘れてはイケナイ物語り”。
戦争の悲惨な極限に生まれえた非現実の愛とその終わりを“8月15日”に集約して描く鎮魂の童話集を舞台化。
あらすじOutline
昭和20年8月15日―― 日本のある軍事工場。
軍人たちが機械を壊しトラックに積んで 逃げてしまったあと、取り残された少年・少女が、
しなびた風船を前に、呆然とたたずんでいました。
彼らは「ふ号兵器」と呼ばれる 風船爆弾を作る為に集められた学生たちでした。
この爆弾は、ジェット気流という偏西風に乗って、 アメリカ本土へ二昼夜でたどりつく、 エンジンも燃料もいらない、日本の秘密兵器だったのです。
しかしこの日、日本は戦争に敗れ、風船は飛ぶこともなく、 ただのしなびた物体となっていました。
何をしていいのかわからない、 自分たちがどうなるのかもわからない学生たち。
その中で誰かが語り始めました。 そして次々に。
哀しいおとぎ話、自分たちの見てきた、聞いてきた戦争の童話を。
公演チラシFlyer
スタッフ&キャストStaff&Cast
STAFF | CAST | ||
---|---|---|---|
原作 | 野坂昭如 | 学生A | 丸山銀也 |
脚色 | 山本雄史 | 学生B | 紫翠 聖 |
演出 | 松本昇三 | 学生C | 岡村直美 |
装置 | 野崎みどり | 学生D | 郷原 慧 |
照明 | 根来綾子 | 学生E | 境谷 純 |
音楽 | 河野 良 | 学生F | 恒川愛子 |
音響 | 廣瀬義昭 | ||
音響オペレーター | 大井敦代 | ||
小道具・衣裳 | 坂本真貴乃 | ||
舞台監督 | 辻村孝厚 | ||
振付 | 香奈メイコ | ||
制作 | 柾木年子 | ||
菊池久子 | |||
宮崎恵美子 | |||
宣伝美術 | 高島麻衣 |
上演記録Performance Record
日時 | 場所 | 備考 |
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2005年3月2日-6日 | 関芸スタジオ(岸里) | |
2005年4月-2008年3月 | 中学校巡演 |