公演記録
関西芸術座公演 No.202 (旧No./公演89)
宇宙のみなしご
-講談社刊 森絵都作「宇宙のみなしご」より-
第33回(1995年)野間児童文芸新人賞を受賞した、森絵都作「宇宙のみなしご」を舞台化。
あらすじOutline
まだまだ『子ども』でいたいけれど、確実に『大人』への入り口が近づいて来る―――
初めての選択(受験)が迫ってくる中、中学2年生の飯島陽子は、自分探しの真っ最中。 登校拒否なんてものを、やってはみたものの何も変わらない。
クラスメートのキオスクは、相変わらず、使いっぱしりをやらされていじめられているが、 パソコン通信の仲間たちと、今の自分の姿は仮の姿で、21世紀にはこの世界の救世主になれるんだと、本気で信じ込んでいる。
そして、七瀬綾子もまた、「『ポケベル』のベルが鳴ると安心するの。おはよう―――とか、今日の予定は―――とか、顔も判らない相手だけど、でも、私の事を気にかけてくれる人がいるんだなぁ―――って安心するの。」
そんな自分に、疑問を感じていた。
真夜中屋根の上、懸命に輝く星たちを見つめながら、陽子たちはうなずき合う―――
『真っ暗な宇宙にのみ込まれてしまわない為には、自分の力でキラキラ輝いてないと、ダメなんだ。でも疲れたら、時々手をつないで心の休憩をしようよ。』
公演チラシFlyer
スタッフ&キャストStaff&Cast
STAFF | CAST | ||
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原作 | 森 絵都 | 飯島陽子(中学2年生) | 牧島純子 |
脚色 | 井上登紀子 | 飯島 凜(中学1年生・陽子の弟) | 水城なおき |
演出 | 松本昇三 | 七瀬綾子(陽子の同級生) | 山口有子 |
装置・舞台監督 | 井上 諭 | 相川和男(キオスク)(陽子の同級生) | 南谷峰洋 |
照明 | 山原英之 | ||
音楽 | 河野 良 | ||
音響 | 須川由樹 | ||
制作 | 柾木年子 | ||
菊池久子 | |||
宮崎恵美子 | |||
衣裳協力 | トンボ学生服 |
上演記録Performance Record
日時 | 場所 | 備考 |
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2001年12月22日-23日 | 関芸スタジオ(岸里) | |
1999年4月-2001年12月 | 中学校巡演 |